FX用語集の『な行』
仲値
銀行が顧客に提示する通貨取引の基本となるレートの事を指しています。日本の場合では朝10時頃のインターバンク市場の水準を参考に対顧客公示レートを決め提示が行われています。
投売り
買い持ちのポジションを損切りで売る場合の事を言います。売り持ちのポジションを損切りする場合は「踏む」や「踏まれる」と言う言い方がされます。
ナッシングダン
取引が不成立となった場合には、ナッシングダンという言い方をされます。
成行
現在提示されているレートで即座に売買する注文方法となります。別名としてプライスオーダーやマーケットオーダーとも呼ばれる事があります。成行注文のメリットは売買が最も早くに出来る点になりますが、デメリットとしては取引が完了するまで、取引した金額が分からない点になります。強制決済時に業者によって証拠金の整理が行われる際には成行注文で行われます。
難平
買いポジションを保有時に評価損が発生した場合にさらに追加で買いを行う事で保有ポジションの平均購入単価を下げる方法になります。難平買いとも言われます。
日銀短観
日本銀行による「企業短期経済観測調査」の事を指しています。日銀が景気の現状を分析するため四半期毎に発表される経済動向になり、金融政策の運営上で重要な判断材料とされており市場へのインパクトも大きな影響力を持っています。
ニュートラル
価格変動があったとして、そのポジションが損益を生まない状態の事を指しています。
値洗い
建玉についての毎日の市場価格の変化に伴う評価替えする手続きを値洗いいう言い方をします。
ネットポジション
買いポジション数と売りポジション数を差し引きしたポジション数の事を指しています。
ネッティング
帳簿上でお金の受取りと支払いを相殺して実際の取引金額を小さくする事を指しています。ある一定の期日に債権から債務を差し引いた差額を決済することから差額決済とも呼ばれています。取引に伴うリスクの低減や為替手数料や事務処理費用の削減の他にも決済資金の削減などの効果が期待できるという点があります。